・・・・に変わりそう・・・・。

時折、何かに諭されたかのように吹き付ける、雨交じりの突風が吹きつけ続ける、スィエルヴワテュールの一日・・・。

雪に変わりそうで変わらない・・・・体感温度はすでに零下の今日も、慌しく業務に勤しむ。

関連会社も含め、やっと全体が具体的な実働体制に突入し、各々が取り組むここの業務が、今期の確実な到達ポイントを薄ボンヤリトながらも認識させてくれる。
それでも、実体経済へと直接対峙する弊社の事業形態は、今世の中で騒がれる、「コスト削減」「よりスピーディー」等々とはなかなかリンクせず、歯痒い反面、継続して訪ねて頂ける非常にニッチな環境としては、中々のものではないかと馬鹿馬鹿しく自己評価し、自負している。
日々ご指摘される、戴けない所も含め・・・・まだまだ改善要す だが。
日常的に意識する、「企業」としての一面と、「場末の場所」としての、ある種アングラな部分と・・・・うまくリンクさせていけれる事が理想なのだろが・・・・。
通年通して・・・、人々に喜怒哀楽を常に新鮮な状態で与えていける、この全知全能の創造物「季節」とは、こうもある種完璧に近く優れているものだろうかと・・・ついつい変わる寸前の「雨」に身を投じてみる・・・・。

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きっと変わらないもの・・・・

一応社内的には休日の今日も、いつもと変わらず・・・の一日のはずであった。

・・・・のはずであった。

これはつまり、すでにその瞬間が「過去」へと移行した瞬間でもある。

そして、ふっと考える。

「普遍のもの」は存在するのだろうか・・・?

「時間」この概念を自身の中で如何様にコントロールするのだろうか・・・?

自身の携わる現在の状況は、どうしても時間に追い掛け回されることの連続である。しかしそんな瞬間にも、ほんの些細なことと想い、やりすごしている時間が、実を言うと取り返しの付かない!そんな時間になっていることが多々ある。
現実的には、それらの大部分を自身に従属させる形で・・・と言うのが理想ではあると思うが・・・。

何気なく振り返れば一番身近にある自身の積み重ねられる時間=年齢。それに加えて、今最も大きなウエイトを占めるグループ全体の事。

・・・時々無性に寂しくなる。それは本当に僅かの瞬間での出来事ではあるが。

瞬間的に取り残された感のあるのは考えすぎなのか・・・・時間に。

よく耳にする「普遍のもの」これが存在するのであればどのような形で、どの瞬間に、そして誰からそれを知らし召させられるのだろうか。

遠い昔から一般的に存在するとされる、全知全能の神。
時に埋もれ世に毒され、気が付けば失ってしまった気がするそのもの自体、こんな瞬間にそれがそうだったのかと気が付かされてしまい、見透かされてしまう。
つまりは、「普遍のも」は存在しないのかのように・・・。

何気ない今日がくれたころ、気づかされ、求めてしまうほんの些細な幸せに少しだけ置いてきぼり的感のある、そして気が付く「きっと変わらないもの」の自分自身。

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今日の出来事

午前11時、某所にてお客様の納車のため車を走らせる。

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昨晩から急激に寒さが戻ってきた感のあるここスィエルヴワテュール・・・空は気持ち良いくらい澄み切っていて・・・、素敵な一日の予感である。

数年来ご贔屓にして頂くお客様の下へ。大事な納品のために車を走らせる。弊社の取り扱いカテゴリーからは外れるものの、その無駄なほどの容積率を誇るアメリカ生まれの自由主義経済の象徴のような一台は、痛くお客様のお眼鏡に叶ったらしく・・・逸る気持ちに答えるべく、先を急ぐ。

昼前帰社後、いつもかわいがっていただくO氏が来社。ついつい共通する物欲感・美的感覚について、熱い話にしばし時間を忘れる・・・。
本題はと言うと、弊社の「愚息」のメディア露出のご依頼について・・・・ご依頼も何も「快諾」である。「愚息」ではあるが、やはり嬉しい物である・・。

ご予約のお客様の来店。もともと、現所有のお車のフォローアップがきっかけでお付き合いが始まったお客様である。
それぞれのお客様の求める事象へ対し、常にプロを自負する以上、的確適正なアドバイスが出来ているのか・・・・、自身の中のそんな疑念を払拭すべく、色々な思いの丈をお伝えする。

合間に、弊社H坂が数件のご来店のお客様のお相手をする間、通りがかりのお客様のハートを射止める、弊社の「愚息」がそのお眼鏡にかなったらしく、寒風の吹き付ける中、失礼にも立ち話で盛り上がる・・・。あんな方に巡り会える弊社の「愚息」もまた、なんと幸せなのだろうか・・・。

すでに時計の針は18時過ぎ・・・・、アポイントのあるお客様の下へ、慌しく車を走らせる。その車速とは裏腹に、車内の最近のBGMは、少し前から嵌ってしまった「リスト」のピアノ協奏曲のCDである。時に全身を包み込むこのクラシカルな刹那的な音色は、今のこの慌しい現実とギャップがありすぎ、痛く全身に響き渡るものである・・・。
そうこうするうちに、立体駐車場のコンクリート壁に響き渡るタイヤの奏でるスキル音のように、すっかり暮れた騒々しい週末の・・・そう週末のネオンの街の中を小走りで移動する。

突然・・・、フッと自身の叔母の事を思い出し、これもまた唐突なことの連続に、ハンドルの舵角をその方向へと切り進む・・・。
年の頃は・・・・記憶に無いが、ある特殊な環境下固く繋がり合うDNAのせいか、自身的にはとても自然で、ほんの僅かではあるが、今この瞬間・・・自身が生かされているこの運命に感謝できる・・・、そんな素敵なささやかな時を過ごした。

帰社後、雑談程度のミーティングに訪れる明日と言う名の希望を揶揄し・・・、それでもがんばれるる明日を夢見ながら、「お疲れ様」の言葉に社全体の業務は終了。
・・・・割愛して申し訳ないが、そんな、さり気無くも確実に充実させて頂いている「今日の出来事」の断片である。

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なんとなく長め・・・

なんだかんだと言いながらも、濃密な1ヶ月を過ごした感のある月の終わりである。

と言うことで、休日返上社員へお願いせざる得ない懺悔の念に強いられながらも、スィエルヴワテュールの月末は大量の娘息子たちに囲まれている。

何と無く運命的な年になりそうな2006年は、自身の中に創業当時から存在する、「破壊・・・そして創造」の言葉通り、虎視眈々とその期を想定し続ける・・・・妄想的年の予感に終始しそうである。

現在の社の外のように、常に目に見えない何かを、あえて追い続ける習性が・・・、いづれの善悪の良否については結果を見てのお楽しみではあるが・・・・
やはりなんとも自身の本能に訴えかけるこの独特の緊張感が、ものすごくサディスティックで魅力的である。

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淡々と続くここしばらく・・・

関連会社の順調な売り上げ増の影響で、なんだか慌しくも・・・また淡々とするも・・・

良い意味でのミスマッチ的な逆転現象ではあるが、やはり勢いのあるものに勝るものは無し・・・と言う、結果論からの高評価である。

意外と気づかない、意味を成してないような日常の、「ささやか」だがそれでいて無くてはならない日常の泥臭い努力が、確実に形になり、やがて大きな流れになる・・・。
起業してから5年目の途中で・・・、気がつけば従事してもらう人の数も、携わるアクションの数も、費やす労力の量も・・・・・、着実な成長を遂げつつあるこの当ての無い経済社会で、今はまだ確実に、その歩みは先へと進むエネルギーとなっている。

時に不穏な、時に優柔不断な自身の胸のうちも、自身一人ではどうにも成らなくなってしまっている事への悦びに、今もまだ、前進する力が衰えず・・・

とりあえず、各事業部の早期の独立と、社の成長を止めない努力に、淡々とまた時間を費やす一日である。

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澄み切った空。

決して今日の空模様の事ではなく・・・3ヶ月弱イルミーネーションが無くなったスィエルヴワテュールの空模様の事である。

まだまだ寒さが厳しい日々が続く此処スィエルヴワテュールも、春を迎える準備はすでに万端である・・・・。
来店頂くお客様の数も、春が近づくにつれ多くなり、やはり霊長目人科の動物である哺乳類たる人間も、まだまだ本能の部分に季節を委ねる・・・そんな感覚を失ってないのだろう気がする。
過ぎ去りし季節を懐かしみつつ、訪れる新しい季節と・・・新しく起こる能動的なアクションに期待を込め、日々全速力の今日この頃の自身である。

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1泊2日

月も半ば・・・、会社を開けた2日で急に忙しく為り始めた。
「伊丹」発「熊本」行きの最終便2Aのシートの回りは人影も疎らに、時計の時刻だけが粛々と時を刻む・・・。

色々と・・・垣間見ざる得ない現実の時の流れの中で過ごした2日間は、10数年間鬱積していたかもしれない・・・出発前に想い描いていた虚像と、そう易々と繰り返す事の不可能なこの現実世界とを重ね合わせた貴重な時間で・・・、色々な時間の狭間に追いやられた感のある幼心の自身に対峙した不思議な時間を過ごした。

其処に存在する・・・少し硬直気味の空間と、罪悪感を解き放ちたい懺悔の念にも似た発せられる言葉と・・・、間違いなく受け継いでしまった事実を事実と感じる・・・否定できない血の流れと・・・とりあえず、久しく酔えない酒を飲んだ気がする。
ただそれは・・・・不器用で矛盾する事なのかもしれないがある種心地よく・・・

飲むたびに覚醒する過去の記憶と、針の飛びかけたレコード盤のように繰り返される・・・この年になっても感じる不思議な感覚に、自身の口から発する当たり前の「名詞」が、恥ずかしげもなく連呼される・・・。

空港からの、10分にも満たない移動時間で現実世界へのスイッチを入れれるように成長した自身の年齢が、少しだけ鬱陶しく感じつつ・・・2日間の時間を捲き戻す・・・。

・・・・相変わらずも刹那的な・・・諸行無常とはなんとも的確な言葉である。

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大阪へ・・・。

明日は早朝より「大阪」である・・・。

この季節には珍しいらしく・・・というのも余り季節へ対しての執着がなく・・・今日は薄着で過ごせるほどの体感温度であった。

俄かに自身の中で現実味を帯びてくる、少しだけの万感の思いを胸に、各々それぞれが足元の出来事に悪戦苦闘し続ける。
戯言なのかもしれない、ほぼ目前の夢が、自身の力だけではなく、取り巻く多くの人の力によって現実に変わる瞬間に遭遇する事が、なんだか現実味を帯びてくる・・・。
その事へ対する多少の恐怖と、若しかすると限りのある・・・強運に慄きながらも、今はただ、確実である事を願う歩みを、一歩ずつ前へと進める。

世間を騒がすほどの景況感は存在しない物の、確実な成長は存在する。

なんとも不思議な、出発前夜の胸の内である・・・。

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M氏のランチアオーバーホール記(最終章)

b4b2701a%5B1%5D.jpg 最終仕上げに向けて、作業を行う手先の動きが一段と早くなる。

作業工程は、

  1. 各パイピングの劣化に伴う交換作業
  2. (純正パーツを使用するまでもないとの判断で、汎用のホースを取り寄せ・加工を施しながらパイピングを接続する。締付バンド等も腐食による締付不良が不安な為、追加で交換する)

  3. フロントアクスルの組み付け
  4. (エンジンの脱着作業の際邪魔であった為取り外してあったドライブシャフト・ナックルアームを組み付ける。ついでにお客様より確認を依頼されるブレーキ周りの異音について異常の有無を確認する)

  5. 各油脂類の点検
  6. (クーラントの充填、ギアオイルの充填を行いつつ、今一度最終の各部の確認)

  7. エンジン始動!
  8. (あれだけ確認したにも拘らず嫌な予感的中。何処からかエアーを吸っているためスロー状態が安定せず・・・。原因はインテークチャンバー下側の奥より取り出してある何か?のバキュームホースが劣化していた為。)

  9. クラッチレリーズシリンダーの交換
  10. (室内側からの作業の為意外と時間を要してしまった。幸いにもエンジン脱着の際はずしていたステアリングシャフトの空間が利用できた為この位で済んだ気がする)

明日はいよいよロードテストのみ・・・。一日も早くオーナーの下へ帰れる事を祈りつつ・・・。
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M氏のランチアオーバーホール記(2)

bf94f8be%5B1%5D.jpg 合間合間の別の作業に中断されつつ、作業は順調?に進む。

現在の工程は、前回の?番から逆回転での作業である。

  1. マウントの交換
  2. (フロントミッション側のパーツが追加で必要であった為、其処を別作業として作業する事とし、それ以外のエンジンフロント、エンジンリアのマウントを交換し、組上げ及び清掃の完了したエンジン・ミッションをフレームへと組み付ける。)

  3. ボディーとの組み付け
  4. (メンバーごと下ろしての作業だった為、組み付けは比較的容易でそのままクレーンで上空に位置する本体と位置を調整し、ボルトで締めこむ)

  5. 各パイピング・配線の接続
  6. (・・・問題多数・・・根気との勝負である。前回ご案内の通り劣化したゴムパーツとの格闘のため、予想通り、追加でのパーツが必要となってしまった。
    まず、ブローバイガス還元用のパイプ、インテークチャンバーから取り出してある負圧ホース等々・・。とにかくこの時代のランチアは、インテグラーレも含め、パイピングが多すぎる(恐らく無計画に)それと、制御配線の取り回しが明らかに耐経年劣化を考慮に入れてない為、コルゲートチューブ等を用いて若干手直しをしつつの復元作業である)

  7. 火入れに備え各接続部分の最終チェック等・・・ボンネットの取付。

追加で必要になった消耗パーツに為(ホース・バンド等)、作業は一時ストップである。

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