M氏のランチアオーバーホール記(1)

ご依頼の内容は、

  1. クラッチオーバーホール
  2. 各マウント類交換
  3. クラッチレリーズシリンダー交換
  4. その他順次追加項目

今回の作業内容は、所謂「走行距離」に準じたもので、当然各部位共に必要と思われる作業と思われます。それと、オーナーの感覚及び、癖に準じたよう点検項目も今回の作業を機に点検していきます。

作業のスキームとしては、

  1. 実装状態での目視での確認
  2. (ロアーム等のブッシュにもかなりの劣化が進行しており、追加での作業も考慮に入れる)

  3. 各エンジン及びセンサーハーネスの取り外し及び各パイピングの取り外し
  4. (年式的なものと車輌特有(特にイタリア車)の物で、プラスティック類が熱によりかなり劣化が進んでおり、特に注意を払いつつヒートガン等を利用し注意を払いながらの作業の為かなりセンシティブな作業である)

  5. メンバーに換装状態でのエンジン及びミッションの脱着
  6. (構造的に実装状態での作業が困難であるのと、マウント類等並行する作業もある為、この方法での作業)

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  7. エンジンとミッションとの分離
  8. クラッチハウジング近辺の清掃
  9. (ミッションインプットシャフト部よりのオイル漏れの為かかなりの脱脂作業が必要であった)

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  10. 新品のクラッチの組み付け
  11. (所謂3点KITでの交換である)
    ※この際、レリーズベアリングの組み付け工程を間違えた為、ミッションの組みつけにかなり苦労を強いられた。

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仕事始め??

58843d3f%5B1%5D.jpg 日々劇場型の展開が繰り広げられ続けるここ、スィエルヴワテュールも、全社員がそろい新年という名のリ・スタートがすでにきられている。

意図しないリセットを好まない性格のせいか、相変わらずの正月を過ごし、又一つづつ、繰り越しかけの難題に立ち向かう。
まだまだ本格始動ではない世の中とは裏腹に、身体以上に右往左往してしまう、右脳と左脳の葛藤に巻き込まれ、今日もキリキリ痛む利己的概念に無知を打つ・・・。

新年だからこう想うのではなく、日々淡々とこう在りたいという自身の姿に・・・突然ひらめく重大な転機の回答に・・・、色々な一抹の不安を抱えつつ、今日もまた、議論と精査の連続した山を又、一つ越える。

なんだか以前にも・・・そう、デジャブーによく似た感覚を意識しながら、それがその瞬間の真理であることを願い、「とりあえず」のように煙草に火をつける。

自身には「新年早々」という既成概念がないためか、こんな今日も・・・誰にでもなく 「前向きでありたい」 そう願みる。

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2006年

1年に数度、唯一ルールの無い一日の一つが今日のこの日である。

まずは、
新春のお喜び申し上げますと共に、皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。

ということで、昨晩は例年通りオフィスの隣のゲストルームでのカウントダウンを済ませ、Y水氏より無理強いされながらも、中々味は上々というおせち料理を少し遅めの昼食兼夕食とし、すっかり熟成されつくした感のある「腐れ縁」の友人達と、神々の住む地「阿蘇」へ初詣と洒落込む・・・。
帰りしなに少しだけ寄り道をし、公序良俗に反する感のある事ではあるが、大地の恵「温泉」を拝借に午前4時前の脱衣所に立つ・・・。
随分と昔から贔屓にさせていただく此処のお湯は、多くを語れないが・・・・ひっそりと湯に身体を滑り込ませる其の感覚と、少しヌル目のお湯が格別で、しばし呆然と堪能する。

昼の3時前に出社し、未完了の雑務を終えながら感じる今日の感・・・、

「お正月」なんだな・・・。

今日はこれから、何時もかわいがっていただく方宅での新年会である

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もうすぐ終わり・・・。

まだまだ追い込み中の各社である。

2日連夜の、鹿児島日帰り「湯煙無し」・・・での出張もあったり、その後のフォローアップでのシドロモドロもあり・・・身も心もモードはまだ、リセットされずに今日に至る。
それでも、各々に行動する結果が確実に出てくる事に、一見単純に見える日々の苦悩が、今この瞬間の密かな喜びとなり、そんなそれらを感じつつ、自身の「気」もより一層盛り上げられる。

本質的なグループ全体の底上げを模索しつつ、次のステップへの足がかりも確実に見出せ・・・、そんな毎日が自身に気を付かせること、それは、去年の今日よりも確実に先に進んだ気がするという、・・・すべて現実世界での事実が今此処に存在すると言う事である。

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聖なる今宵・・・。

Merry Xmas !

底冷えするスィエルヴワテュールの聖なる夜は、連続するクリスマスソングをBGMに、淡々と過ぎていく・・・。

理想と現実に苛まれつつ過ごす聖なる夜前夜、頂き物のクリスマスケーキと、某お客様のY子さんからの電話ばかりが、そんな今宵を盛り上げる・・・。

相反し、答えの出ぬ議論の場でなしかない会議の場で、虚空にこだまする叱咤激励。そう、必要不可欠である物事なのか、それともまったく呈を成さない物事なのか・・・それこそが本来の議題なのかもしれない気がしながら・・・。

何時もぼんやり思い出す・・・「理想を見つつ現実を離れず、しかも一歩づつ理想を現実に近づけなければ・・・」
薄ぼんやりと時々見た気がする薄明かり、それこそが、イエス・キリストの唯一の恵みなのだろうかと・・・。

昨年のこの日を回顧しつつ、迎える明日に夢を託す・・・・楽天家のはずの自身の心にはまだ、具体的な恵みは届かず・・・それにしても、今年の今宵は、なんと現実的な聖なる夜だろう・・・。

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彼方の・・・。

今何処に・・・。
彼方のサンタは今ココです。

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大雪大雪

492d6bb8%5B1%5D.jpg 昨晩から降り積もった雪に、幼少期の記憶を辿りながら、沸き起こるワクワク感を堪能する。

昨晩は珍しく・・・というよりも大雪の為に、午前様にならない時間に帰路に着いた。がしかし、深夜の道路は大渋滞・・・。改めて、ここは南国の地であることを実感させられる。
翌日車を会社に横着けするや否や、やはり、自身の中に眠るワクワク感を押し殺す事が出来なかった。在り来たりではあるが、一面の「銀世界」である。
既に記憶にインプットされている、雪が『冷たい』と言う事実関係を承知しているにも拘らず、触れてみたくなる衝動は自然発生的に存在し、・・・やはり『冷たい』・・・。これは昔から、そして未来栄光・・・きっと普遍の感覚なのだろうなと柄にもなく感動してしまった。

一面を覆う「銀世界」に現実を包み隠され、それをはき払う事をしようとしない現実に、しばしのんびりとした時を矢理過ごす。

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遭難寸前

ad573a89%5B1%5D.jpg 待ち遠しさを知るが故に・・・、今日であることが必然であった気がする。
日が落ちた途端に、何時も感じない・・・そう、初めて出会う何かへ対する好奇心と恐怖心とがベストバランスで併走する・・・大自然を前にする、ちっぽけな存在の自身を実感する。

心待ちにされている納品の為、一路「南小国町」へと車を走らせる。
前述の高まる想いの深層心理は、純粋な、大自然へ対する対決の為の万感の想いそのものであった。
・・・・お客様の喜ぶ笑顔と、感謝の気持ちに重ね重ねお礼の言葉を述べ、一路帰路に着く。猛吹雪の中走らせる車窓の景色は、見る見るうちに一面を白銀の世界へと変わり果てさせ、その好奇の眼差しと鼓動は、よりいっそう高止まり続ける。

走る事1時間弱・・・進行方向の通行止めの看板に、アドレナリンの分泌はピークに達し、ハンドルを左へいっぱいに切る・・・。

2b9090f5%5B1%5D.jpg やはり自然は偉大である・・・。一瞬にしてその高鳴る想いを凍て付かせてしまう瞬間に遭遇した・・・。

重装備のリアタイヤのチェーンが破壊され、轟々と降りしきる豪雪と言う名の暗幕で我々を俗世界から切り離してしまったのである。

前にも後ろにも進まない状況と、確実にひどくなる吹雪の中、しばしの人生の縮図の中での格闘の始まりである。在り来たりではあるが、我々つい先ほどまで持っていた、苦難へ立ち向かう勇気と、神が与えし偶然の境遇と、適度な緊張と偶然と・・・それらのすべてを奪い去り、確実に感覚を失いつつある皮膚組織と、それに伴い減退する色々な力を、この小世界は一気に奪い去ってしまった。

この小世界へのスタックからの脱出直後は、しばしの脱力感と自然を尊む気持ちを忘れたヒューマノイドが以下にちっぽけかを知らし召され、呆然と惰性に身を任せ、山を下り続ける。

振り返る過去がかくも美しく変化させられる・・・人間の偉大さもまた、今日であった大自然には引けをとらず、こうして此処にしたためる・・・。

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猛吹雪・・・。

鹿児島出張の帰路で、本格的な冬を再確認する。
昨晩から少しづつ降り始めた雪が、今日もまた折に触れて、この南国の地に降下し続ける。

昨日はささやかながら、内々でのクリスマスパーティーが模様された。

気が付くともう4回目・・・そうこの地に根を張り4回目の冬である・・・。少しづつ感じる距離の寂しさと、4回目を迎えられた感慨さと・・・、去年と違う顔ぶれに、いつもこの場で感じる・・・「いつもと代わらないはずの・・・同じ冬の感」・・・である。

そして今日の日帰り出張・・・山間部の、交通規制の意味が成している現状に・・・、目掛けてくる降雪に、いつものような長距離ドライブのけだるさは何処かへと・・・・
・・・思いきや、連続する単調な降雪の猛襲に、ある特定周期の、催眠的バイオリズムに陥り、幾度となく自身を奮起させる・・・。「がんばれ!」そう、ありきたりに、なるべく自然に・・・。

・・・昨晩口にしたシャンパンのせいか、ワインのせいか、帰宅後飲んだビールのせいか・・・何れにせよ、心身ともに心地良い位くたくたである・・。

今しばらくの残務の処理を堪能しつつも、・・・・早く眠りたい。そんな今日此の頃である。

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冬の夜長・・・

ここ最近では珍しく、終日人並みに揉まれて続けた・・・。
で、夕刻よりご贔屓のお客様の車のトラブルの為、一路厳冬の地へと車を走らせる。
帰りしな、今となっては唯一、若輩の自身ををご指導ご鞭撻いただく氏のご自宅へ一宿一晩?のお世話になる。

・・・気が付けば、氏のグラスを潤わせ続ける・・・創世記の神の血に喩えられるその漆黒の恵みは底を付きかけ・・・、自身に到っても、ドサクサ紛れに随分と公爵の弁をたれさせて頂いた。

それにしても、目前を入れ替わり立ち代り右往左往する最後の晩餐にも似た、至極の手料理たちは、公序良俗の範疇を明らかに超え、自身の満腹中枢を心技体共に満足させ、もはや感謝の言葉すら在り来たりでしかなくなってしまう。

いやはやなんとも至福の空間であろう。

氏には何時か天誅が下らぬよう格別のご高配願いたいものである。・・・奥様へ対して・・・。

午前2時前の峠道は、すれ違う肌の温度が格別で・・・、そう、現代文明へ対する小さな挑戦の証としてか、はたまた・・・、巡り合う温かさへ対してか・・・

しばし窓も全快に、変な限界に挑戦している。

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