ギリギリ

3速7000回転は、決して自身のレッドゾーンではないことを何度もつぶやきながら、究極のその先へとアクセルを踏み続ける。

深夜の契約も無事に終わり、固く結ばれる髪留めを解くその瞬間に、ONからOFFへとスイッチが切り替わる・・・それが自身の中でのけじめである。

ヒーターのスイッチを切り、オーディオの電源を落とし・・・・、何の必要性に迫られるのか、只管にそのアクセルを踏み続ける。
海岸沿いに続くガードレールにこだまする、ナチュラルエアーに喰らい付く、その少し高めの吸気音と、そして、多くのそれらを力任せに吐き出そうとするエキゾーストノーストと・・・・断続的に続くそのカンツォーネは、自身をよりいっそうむきにさせる。

バックミラー越しに、決して写ることを許さない、その・・・、漆黒の景色に微笑みながら、風と時間に選択させられた今日のその一台は、確実にその期待を裏切らず、その存在意義を発し続ける。

リアシートに投げ込まれたアルミケースのアタッシュから、遮二無二逃げ出す自身の姿に、今だけは唯一終わらない、単独のワインディングが何者にも怯えない勇気を与える。
この費やした50分足らずに、必要以上に感じたがる限界を、明日も越えれることを祈りつつ今もしばし走り続ける。

※これは一応フィクションです。セーフティードライブを心がけましょう。

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逆ナンパ

木漏れ日の差す小春日和の陸運局は、そんな平穏さをも否定するかのように、色々な私或の入り乱れる主戦場と化している。

「すごくきれいな髪だね」
「えっ!」

動揺にも似た驚きと・・・・突然の出来事に・・・・、そんな無意識に振り返る自身の体の条件反射に間髪入れず、

「背が高くて・・・・スーツ姿が一際目立ってるよ」

女性に主導権を取らせまいと、自身の本能にプログラムされる「日本男児たるは」・・・・と言う潜在意識が

「そんな貴女こそ、素敵ですよ」

少しだけきざっぽく、情感豊かに反論する・・・・。しかしそれは状況を一転させるには材料不足で・・・そう、先制攻撃の優を、確実に彼女に許してしまった。

・・・・・それからしばし、主導権を握れぬまま、彼女の一方的な質問攻めに・・・・、いつの間にか、そんな彼女の意のままになっている自身・・・。

ただ黙ってはにかむのが精一杯であった。

でも・・・それは決して、気分を害されたとか、そんな感は無く・・・・そう、とても手馴れた彼女のリードに、むしろ慌しいはずのこの今の時間を置き忘れさせるほどの・・・・・

・・・・・彼女は自身とは比べ物にならないほど「大人」なのである。
後ろ髪を惹かれるような・・・・そんな瞬間的な感覚に、きっとそんなに長時間ではないはずの「しばし」を楽しむ。

絶やすことの無い彼女が手向ける素敵な笑顔に、ついつい時間を忘れてしまう。

ほんの僅かの時間だからこそ・・・・尚更に後ろ髪引かれる伝えるべき言葉・・・・

「そろそろ行かなきゃ・・・。」

「・・・・・・それじゃ」

こんなときは何時もそう・・・・、決して振り返ることが無いように・・・・・。
・・・・片方の手で事足りるほどの・・・・優柔不断な自身の決意に、明らかに順光の中の彼女を探す・・・・。

自身の母親以上の年齢であろう彼女の背中は少しだけ前のめりに・・・・、そんな自身と相反し、決してこちらを振り返る事もなく小走りに・・・・・等速で去っていく。
久しく感じる・・・・・心地よい春の木漏れ日が燦燦と降り注ぐ3月の某日は、こうして始まっていく・・・。

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なんだかなーーー

毎日何してんだか・・・・そんな「悪魔」の4月もおわりかけだ・・・・。

で、ちょっと真面目に・・・・

社の単月の業績も好調で、比例し通常業務も常識の域を逸脱し、通年弊社が味わう「冬」は間違いなく過ぎ去ろうとしている。
好調な業績の推移を後ろ盾に、気が付けば、色々な多くの力に背中を押されつつ、ついに!・・・もう直ぐそばで作用し始める事実を実感する。
一人では決して生きていけない・・・・そんな自身であったことに、改めて感謝の念を抱く。
て、要するに「意味もわからず大わらわ」なのだ。

全社員、休日返上で朝から晩まで・・・携帯電話は鳴りっ放し、ゆっくり机に対峙する・・・悲しいかなそんな暇も奪われている。

そんな今日も、昨日差し入れいただいた合成着色料の懐かしい「スイーツ」に、身も心も化学合成エネルギーを補給されながら・・・・そう、「ながら」での作業である。

でも、何となく感じる、うれしたのしのこの時期が、駆け足で去っていくこの月も、気が付けば残り僅かの冬の終わり。そんな感じ。でも、頭痛が痛い・・・。

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かなり軽めに。

No-image.gif 「なんだか意味が解らない」ということで、今日はかるめに・・・。

憂鬱な月曜日・・・・早起きはかなり体に悪そう・・・・

で、「モーニング」の陸運局で・・・・・朝の早さの怪訝さと、人の多さにかなりだるめに・・・・。

で、呆然とあきらめモードのまま、関連会社へ出社する。

何だかんだと気が付けば、あっという間に時間は過ぎ、端末の画面に一喜一憂しながら気ばかり焦る。

でもって、本店へ。

日が落ちて、相変わらず気だるそうなM部氏としばし・・・・どうでもいい話。本当に気だるく。結局何の話したかわからない。

で、なんだったんだろう・・・。

時を同じく、Iさんがななななんと、「お土産」と一緒に遊びにこられた!

包みを開けると、わぁぁぁぁぁぁぁぁお!て、外側だけだけど、とりあえず驚いてみたりした。

そしてまた、うだうだ・・・・・うだうだ。いろんな「ここだけの」はなし。

皆さんをお見送りするや否や、包みを開けて、改めて

「わぁぁぁぁぁぁぁぁお!」

海栗(海の栗)。イクラ。海老。・・・・うまい!

好き嫌いなく・・・というか、完食でした。ありがとうございます。

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副業禁止?

メディアが発する情報の成否は別にして、その影響力の甚大さに驚愕する・・・・そんな一日を過ごす。

自身の所持する携帯電話は、公私の区別も無く使用する為、通常でもその着信履歴はそれの持つ機能の30件/日ぐらいは日常的に着信され続ける。

問題なのは・・・・

それが、一日に3往復近くに達することである。
一部の方はご承知の通り、ひょんなご縁で某百貨店の広告のお手伝いに参加させていただいた。製作側ではなく「モデル?」としてである。立案者O下氏の感性は別にして・・・・。

私の容姿を存じない方の為にあえて、その期待を払拭させるべく申し上げる。

下とまではプライドが許さないまでも、「3点」ぐらいしかない。というのが遠慮ない自己分析の結果である。      ※業界的には4点が上々・・・。

そんなこんなでお世話になってしまったは良い物の、この期末の世知が無い一日に、数十回にも及ぶ業務の中断の連続の中でも、内心嬉しい様な、恥ずかしいような・・・・・

過去に夕方5時のテレビメディアをお騒がせした、自身の引き起こした「交通事故」以来の大騒ぎである。

そんな異常なテンションのまま、PM8時過ぎより向かった先の福岡での商談も、奮い立たせる三度のテンションに疲労も恐らく度を越えて、深夜1時過ぎの帰路の途中、突然、襲う激しい嘔吐が自身を襲う。

運転手が車酔い??

そんなこんなで意識も虚ろに帰社してみれば、今日中の処理を要する残務の数点・・・・

脳内麻薬の薬効により、さらに淡々とそれらをクリアーに・・・・。
なんともヘロヘロの・・・・とても素敵な一日である。

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ホットドッグ

No-image.gif 昨晩福岡での商談の帰路も、弊社への道すがらに存在するその姿は・・・、何時も変わらず其処に在り・・・、自身の欲望はよりいっそう高いものとなる。

ニューヨーク滞在中に知るその事実

これを食する人々は、その多くが確実に、一見の滞在者である・・・・。

愕然とその事実を旧知のネイティブから知らされたとき、自身の語学能力を試され続けるイグザミネーションの続きなのか、はたまた世間知らずの東洋人を小ばかにしているのかと・・・・変にそんな深層心理にはまってしまったことを思い出す。
・・・・やがて29年と4ヶ月を過ごすと言う、その年輪の刻み込まれた特装車の塗膜の奥深くに、すっかり場練れした・・・矢継ぎ早に繰り出される、少しだけウイットに飛んだその話しぶりに、さり気無く・・・・やり過ごしながらもしかし、確実に生きてこれた現実を・・・その自信は確実に彼女自身のものである。
ウォームアップされるホットドッグを待つほんの数分の間で、惜しみなく披露されるそんな彼女の一挙手一同が、その6分の1の自分自身に重ね合わされ、意味も解らず自然と素直に否を認める。
常に連続する急勾配を、知らず知らずに乗り越えれたら・・・・そんな弛み無いゆとりを滲ませられる・・・・そんな自身でありたいと、一気に多くを口に運ぶ・・・。

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優しさに触れつつ・・・

終日雨の一日も、限りなくスケジュール調整の限界に挑み続ける。

何が時間と出来事を相殺させるのか・・・何者でもない「年度末」と言う慣行そのものがそれである。

朝の時間をゆっくりさせないその者も、今しばらく付き合えば、自身を普段どおりの状態に開放してくれるのだろう・・・そんな期待に淡々と業務をこなす。

そんな折続く、一期一会の些細な縁で始まった輪廻のサークルへと取り込まれる・・・こんな精神状態のとき、救われる多くの日常もまた時を同じく介在する。
限りない愛情で、無欲の手を差し伸べていただく日々さり気無いF本氏。
(このブログの移行作業もすべて引き受けていただいた)

とあるご縁でお付き合いの始まった同世代のご夫婦・・・・見切り発車で推し進める、真摯に無欲の「御契約」・・・すったもんだの末、自身の不手際が引き起こす迷惑千万な出来事をも、素敵な笑顔と過ごす時間で許していただく寛容さと・・・・

折に触れお世話になる、その友人力強さと・・・・

自身をある種異色の世界へと誘ってくれたO下氏と・・・

・・・・・行を尽くしても尽くしきれない複数形の「さり気無さ」に・・・・
軟弱な自身の精神は、時に突然頬を撫でる・・・・大海原を越えてやってくる異国からの風のように・・・・卑屈な自身の人生に、ささやかな感慨に似た何かを何時も与えてくれる。
まだまだ生かされている意味があるような・・・そんな高揚感に心安らぐ・・・・そんな雨の一日である。

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雨・・・

時に見失いかける歩幅の直ぐ先の・・・小さな出来事に、越えねば成らない必然と言う名の未来を夢見る。

そんなこんなで慌しいスィエルヴワテュール・・・・今日は雨。

雨の日は、何故かしら走りだす景色もそこそこに、偶然目に留まる何気なさに、少し移ろいがちに全身を襲う脱力感が自身を迎える。

恐らくは、極度のハイテンション状態を強制させられる状況と、前述の「歩幅の先の出来事」と、

・・・・・・なんだか今日と言う大事な一日が、大事でなく思ってしまいそうで・・・・少し満身創痍の気のある肉体環境及び精神環境である。
要因は、幾らか・・・・しばらく続く睡眠不足、さり気無く知らされる真実、消化できない物理的動作・・・・等々・・・・こんなときのネガティブテンションはさり気無く払拭できず・・・・しばし複雑怪奇な瞑想の世界に、心を開放するのが常である。

・・・・・せめて雨だけでも・・・・・。そう願う霧のスィエルヴワテュール。

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視界不良

脳の能力の著しい変化を感じつつ、今日もまた通常業務にのみ勤しんでしまう。

構造改革も道半ば、午前中よりみっちりと業務をこなす。

雑念だと感じていても、必要悪の諸々を着実にクリアーにしていく事・・・・、これが何よりにも増しての近道であるはずなのだが・・・・。

時に、不安に陥る日々も続く・・・・・。謂わずと知れる、理想と現実のギャップに・・・・だ。

そんな時はやはり、自身の道をその瞬間は間違いなく失っているわけで・・・・なんとも不甲斐なく、事後報告としての後悔の念にも似た遣り切れなさが、とても虚しい。
繰り返される日々の業務のその先を忘れぬよう、気が付けば近づくことが出来たここまでの自身の幸運に感謝しつつ、また明日を全力で・・・・そう誓う。

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早起きで三文得してる・・・

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もう・・・数年来のお付き合いのお客様の下へ・・・・まだまだ「ぎこちない」その足取りは、その当時を想い出させるかのよう・・・、まだまだ澄み切った午前中の世界観にぴったりである。

その当時の私と、そのお客様との違い。

積み重ねられた各々の時間。

其々の立場の違い。

お客様の隣で微笑む伴侶の姿。
考えてみれば、おおよそ8年くらいの時間の経過がある訳で、それは・・・・どう表現するのかが適切なのかも答えの無いくらい・・・・早いような短いような・・・何れにせよ、こうして可愛がっていただける悦びだけは、今も昔も変えれない気がする。

・・・・・・

で、もうひとつ自身のデビュー戦の話。

最終戦はホームと言うことで、今までのアウェーと違い緊張していないはずと油断したせいか、それともH坂氏とM部氏の茶々のせいか・・・何れにせよプロの皆様の手を煩わす事と成った、一連のデビュー戦も勝敗の行方はいざ知らず、O下氏をはじめ、感謝の念で一杯である。
どうしてもコントロールされがちの年度末の日々日常は、ほんの些細な瞬間に手を差し伸べられ救われる、そんな感のある、週末のスィエルヴワテュールである。

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