何者以上に・・・

やっと地に足が着いた・・・。費やした時間が報われる瞬間である。

この場をお借りして、何度か紹介した嫁入り前の愛娘が、ついにロードテストの段階までこぎつけた。
その名は、「RENAULT 4 GTL」・・・。哀愁の名車である・・・。

ボディー総てのオーバーホールに始まり、キャンバストップの張替、エンジン・トランスミッションの脱着、各部のシール交換、キャブの調整・・・etc
・・・そう、この「etc」が最も表現の難しい、まさしく試練の連続作業であるのだが・・・。

当たり前の・・・目の前のその静かな脈動を肌に感じ、それが彼女に与えられる約束された運命であったかの様に・・・。

取り外し、そして組み付けたパーツの一つ一つ、螺子の一本一本が、以前と変わらず元の場所に理路整然と組みつけられるその姿が・・・、誰も気づくことの無い・・・、全て当たり前の必須工程が、今以上今以下で無い・・・、当たり前さが妙にくすぐったく感じる。

日常の時間のほとんどが、今以上という、究極至極の要求が前提の事後報告として費やされ、作用し続ける毎日の中で、少しだけ素直に・・・そして無邪気に喜べる、そんな瞬間である。

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ミイラ採りがミイラ・・・

連休中日の今日は、ものすごい蒸し暑さとの共存を強いられる一日であった。

それは蒸し上がる寸前のPITにて、一本の電話が引き起こした出来事であった。
久しく連絡のあったそのお客様は、現在連休と言う事もあり家族で旅行中にメカニカルストップに出会ってしまった。とりあえずの可能な限りの応急手段を伝授するも、全てうまく作用せず・・・。
この近代文明において、且つ、色んなインフラが十二分に機能するこの世の中でも・・・例え、電話口の向こうの声がすぐ近くに感じれても・・・。
それは、すぐに行動に移ることを躊躇せずにはいられなかった理由が存在した・・・。
それでも何とかスケジュールを調整し、英断を下すことに要する数分間・・・。
天草四郎で名を馳せるその風光明媚な町も、今の自身に感じるれる事は、片道2時間という緊急出動状態であるという事実だけであった。
頼っていただける喜びと、有限である、1日と言う時間の概念に苛まれながら、数時間後には弊社H坂氏も無理やりに、無事に現着する。
・・・社を目前にした帰路、突然積載車を襲う振動に虚ろな意識が奪われる・・。
・・・パンクである・・・。
・・・静かに、そして淡々と流れる時間と一緒に黙々と行う交換作業。横を走り去る自動車が発するエンジンノイズが、何時に無く、攻め立てられるような後ろめたさの何かである様に感じるのは気のせいだろうか・・・。

こんな些細なことに、色々な葛藤を覚える自身の成長の浅はかさに苛立ちを覚えつつ、蒸し返すような暑さの暗闇に、時の神の悪戯を恨めしく想う。

こんな因果な出来事に端を発し、改めて相反する心理状態を想像するのは比較的容易で、お客様の中に存在する我々の存在の偉大さを、今だけは自身過大に再発見させていただいた・・・。

そんな「ミイラ採りがミイラ」に成り下がった一日であった。

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人、ひと、ヒト・・・

昼過ぎより訪れる来客の多さに、全ての業務は中断された・・・。

久しくにぎやかな連休の始まりに、右往左往の一日を謳歌してみた。
どのお客様が何時ごろ訪問されたのかは定かではないか、どのお客様も弊社の馴染みの皆様ばかりである。
接する人と人の、交錯する想いと私惑の・・・・それでも感じる一期一会的である瞬間に、自身が此処に在る事のありがたさを感じずには居られない。

で、なんだかんだと慌てふためいた一日であった・・・。

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もうすぐ梅雨明け・・・?

名古屋の強行軍以来、朝の目覚めに一段と辛さを覚える一日の始まりである。

8月末日の決算を控え、普段以上にテンションの高い精神状態が続きつつ、本日は一日バタバタと動き回り、携帯電話の発着信履歴が何順目かという位コンタクトを取り続け、気がつけば時計の針は1時半である。
今期は既に、前期の決算状態をクリアーし、残り数ヶ月でどのくらいまで伸びるのか・・・・と言ったところである。これからの弊社の決算には、海外の事業部も加わり、より内容も複雑になるのだろうから、只管に勉強の連続である。
自身の到らなさを補うべく、各々の精一杯を与えてくれる社員の皆様に必要以上の感謝の連続である。
・・・確実な成長は誰の為に与えられる物なのか・・・との問いに、何時も答えを持ち合わせない自身ではあるが、創業当事以上に確信することは、自身以外の・・・第3者の作用によってこの会社が成長し続けていることへ対する・・・、いわば事実の確認が出来るのみである。

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日々徒然なるままにありたい・・・

仮に不幸にも、この現代文明で色々な物事に一喜一憂する選択しか与えられないことに、生きなければならない事の事実と・・・、それらの矛盾を重ね合わせてしまった時、人はどう存在すべきなのだろう。

可能な限り実直に、そして物事に正確に生きようとすればするほど、哀しいくらいの軋轢が想いを襲い、その意義が何であるのかとの問いへ対し又連続し始める問いかけを繰り返す・・・。少なくとも最近の傾向として、哀しいほど現実的にそしてより具体的に最短の方法をもってして、全ての結論を繰り返し続けているのだが・・・。少なくとも自身の中でだけは、常に最善の結論ではあるのだが・・・嫌、あるはずなのだが・・・。

時として、人の希望や期待を抹殺するほどのこの壮絶な次元的抹消方法が、心の奥底では愛しいほどの愛情の断片のはずの言葉の多くが、幾多数多に繰り返してきた経験という名の時の経過と、ある種弾圧的に吐き出される言葉の羅列の連続で、仮に全てが正しいとしても、そんな杓子にはまらない物事の多くが反面、多く存在するこの現代文明では、常に諸刃の刃と化し作用してしまう。
言わない事の不幸と、言われない事の不幸と、又それらの逆の世界と・・・、諸行無常である・・・。
結論はそれでも結局、自虐的なほどの自己嫌悪と、やはり、切ないくらいその人のことを愛しているのだという・・・何か、起きる事象そのものに対する略奪的な・・・そして偏見的な・・・それでもやはり愛情の様な気がする。
繰り返し正当化し、繰り返し慈しみ苦しむと言う、この連続的な出来事が非日常的で且つ特別なことである事を願うこと自体が、徒然なるままに存在する・・・と言う事と遠くかけ離れてしまうのだろうか・・・。

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1396?地点通過中

昨晩、弊社を出発してから、22時間目の現在の状況・・・。

往路を勤め上げた自身の気力と眠気のバランスが、復路以降顕著に発生している。弊社担当もすでに5時間近くを運転し続け、まぁ、まだ何とかなるだろう。
自身はと言えば、高齢から来る衰えか、30時間近く不眠であった為か、とにかく今現在もものすごい異常な間隔の睡魔が断続的に襲ってくる・・・。で、頭痛である。

現在地は、山陽道下り、福山サービスエリアにて更新中

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フルタイムワークの始まり

0a284d6e%5B1%5D.jpg 19時34分、もうすぐ名古屋に向けて出発である。

多くの意見の中で、非常に非効率的ではないかとの意見も多々頂くのだが、やはり弊社の基本理念として、お客様に直接手渡すべきものであるとの考えに揺るぎはなく・・・・そんなこんなで、もうすぐ出発である。
待ちわびるお客様の心のうちと、喜んでいただける笑顔までの距離は、約900K・・・、約11時間の旅である。

次回この場でお会いするときは、目的地到着後だろうな・・・・。

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車のお話

013beb49%5B1%5D.jpg 五月雨の空模様の中、浪費され行く時間もまた憂鬱である。

そんな今宵は、じっとりとした憂鬱さとは裏腹に、ひたすらエンジンに対峙する・・・そんなひと時を過ごす。

今宵のように過ごすこの時間は、はかけがえのない、唯一彼らとゆっくりと時間を費やす・・・本当に素敵な時間である。
残務に追われ、奇奇怪怪な数字の羅列を追いかけるひと時の重要さは、それはそれで十分理解しているのだが、それでも、「やはり」と感じる時間である。
恐らくその理由の大部分は、それそのものが特有的に持合わせる「終わりがある」という有形な作業が大部分を占めているからであろう。前述した相反する世界は、云わば、「∞」であろう。どちらが重要かと言う議論よりも、あえてこの時の過ごし方に十分満足出来ていると感じる自身にとっては、今は、唯一選択可能なリラクゼーションのひと時であることが真実である。

さて、もうすぐ嫁入りの近い彼女は、恐らくその全身の70パーセント近くに入念なお色直しが施され、残り数日を費やすばかりの所までこぎ着けている。 嫁ぐ先は、非常に温かみのあるファミリーであり、きっと彼女も末永くかわいがってもらえるのだろうと思う。そして、何よりも楽しみなのは、普段着のまま・・・、そう、日常の雑踏の中にひっそりと紛れる彼女の姿を、どこかまったく意識の存在しない「瞬間」に、まるで数年前からこの場所で待ち合わせていたかのように、偶然を装い、さりげなくすれ違える瞬間だろうと思う。

・・・やがて雨が上がり、太陽が其の頭上で全快に光り輝く頃には、すっかり家族と同化した彼女の姿を、近所で拝見するだろう・・・。

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車の話でも・・・。

午前中の蒸暑さから、あっさりとドシャ降りへと変わり果ててしまった。
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動くたびに体中が蒸蒸する中、今日はルイ・ルノーの子供達との語り合いの時を過ごしていた。
それでももう、十年近くの時を生きながらえてきた自動車であるから、その存在としての彼らも、人間年齢的に換算するとかなりの高齢なのだと思う・・・。が故に、・・・・こんな持病もじりじりと現れだす。

発表当時の彼らは、ヨーロッパでのセンセーショナルなデビューとは裏腹に、此処日本では、経済の私欲という時の狭間にに翻弄され、時間差での発表が成された。
搭載された、「イージーシステム」は、決して当時でも新発明的なものではなかったが、このメーカーの生み出す独創的なデザインだとか、実用的なパッケージングだとか・・、複合的に目新しかったように感じ、多くの人がその魔力の虜になった。が、原産地はフランスということもあり?何かと私惑の輪を愛好家の間に広げていったものである。
今日自身の手で行われた施術も、伝統的手法にのっとり淡々と行われ、無事に完了した・・・。つまり、「イージーシステム」といえば知る人ぞ知るという感じで・・・。
時折背中に当る雨粒に心地よさを感じながら、新しいユニットへ命を吹き込むべくテスターよりコマンドを入力し・・・・、もうしばらく戻ってくるなよとの願いも一緒にデータと化し作業は完了する。
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日々入れ替わり我が社のガレージを訪れる彼らの多くが、何時までも・・・、あてどなく続くかのような時間の狭間を無難に走り抜けれるよう・・・・油まみれの手のひらに願いを込めて・・・。

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大雨のさなか・・・

大雨の深夜、関連会社の事務所へと車を走らせる。

走る車ののフロントウインドウには、次々と大粒の雨粒が叩き付け・・・いやはやなんとも「梅雨」である。

一日中はっきりとしない一日に、英国出張中に色々お世話になった現地法人のT川氏の話を思い出す・・・。もうずいぶん長いこと滞在されているらしく、弊社担当もかなり?お世話になったのだが、ついつい自身の在りたい姿を重ねてしまう。
喧騒の中繰り返される日常の業務と、住み着いた先の土地が異国であったことと・・・・、偶々繰り返される偶発的な出来事の連続とその実力の相乗効果へは、自身へも、良からぬ良い刺激になった気がする。
徐々に明らかになる事業部の収支関係と、弊社W邉氏よりの報告と、グループ全体とのバランスが、否応為しに現実として明るみになり、それでも与えられ続ける色々な現実が、自身の明日への取捨選択の材料となっているのだろう。

泣き止まない闇天の大雨の中、照らし出される・・・水銀灯に写る動かなくなったバイエルンモーターの影と、重なるあって映し出される自身の影が、水溜りに揺ら揺ら移り・・・、これがまずは為すべきことだと実感する。

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