Reminiscence

往来を行き交う車の音が漏れ溢れいる机の上、準備未完の書類群、産まれてほんの1ヶ月の心許ない生命達、

何食わぬ顔のその様は、至って平穏さを的確に表現する。

何かに対する期待の反面教師であるべきはずの自身の心算は、もう幾らか遠い昔に置いてきた心の奥底に潜む本当の自分自身である。

言い訳が自身を傷付けることも知らぬ間に学び、愚直に真正面からの謝罪をしなくて済む術を体得してしまった。

何食わぬ顔で、生きながらえさせられる選択を続けてきた40数年間と、またこれからの、どのくらい生きながらえさせられるのかわからない時間に怯えながら迎える、誕生の日に、、、

初夏の晴天は、何を示してくれるはずもなく、、、行間の想いだけが溢れ出す。

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