此の頃は、交渉人としての職責を全うすべく、自身の中に非常に希釈であろうと推測されるこの種の知恵を振り絞る。
一昨日の晩のちょっとした宴の席に感謝の念を抱きつつ(ずいぶん遅めの誕生パーティー・・・)、やっと梅雨らしくなりつつある社の窓の雨粒達を、無機質な視線で追いかける。
気が付けば6月も最終の追い込み・・・・、順調に積算の実績は伸びていくも、もう一踏ん張り努力を欲する貪欲さが尽きることなく溢れ出る。
コングロマリット化するそのビジネスのプロセスで、その成しえる際に必要な多々連続する、第三者とのネゴシエーション・・・・。
日々最終的な結論ありきで理論付ける、その最終到達点までの逆算されるプロセスも、自身が不得手な・・・・所謂「条件闘争」的な部分に、相当なストレスを感じる。
中長期的固定負債的観念であったり、その投資から生み出されるある規模までのスケールメリットであったり・・・・当然本質的な「そこだからこそ成しえる・・・」そんなセンスであったり・・・・有限の資源を無限の資源に変えるべく・・・日々交渉と理論付けの連続である。
何とかうまく纏まればいいのだが・・・・。
そんな淡い期待を胸に、断続的な雨模様の空を見上げる。