相当な時間を費やした長期の出張も、今日が最終日である。
自身の中で可能な限り起承転結をつけて見れるように思考し続ける2週間は、どのような形で虚像から実像へと変化させて行くことが出来るのか・・・、問題山積みのままでの帰国である。
かなりの多くの出会いと、相当の数の情報が一つ一つ組上げられるパズルの様にうまく完成してくれるといいのだが・・・と願うばかりの心境である。
数年来薄ぼんやりと思い描く色々な思いが、積み重ねる年齢と共に薄らいだのか熟成されたのか・・・それともぜんぜん違う形で現れるのか・・・、いずれにせよなんとなく不思議な感覚である。
理想を見つつ現実を離れず・・・しかも一歩づつ理想を現実に近付けなければ・・・・。
不思議な矛盾を感じる、豪州最後の日の朝である。