最近随分機嫌の良かった彼女も、今日は少しだけご機嫌麗しくない様子・・・。
駆り立てられる、運命にも似た出会いから数日・・・、なんてことは無い自身の日常に少しだけ喜びを与えてくれる存在・・・自身も久しく一緒にいることが苦にならない時を過ごせている事を自然に感じさせてくれる。
M部氏曰く、そんなに出来が良い彼女ではないらしいが・・・・
彼女の鼓動に同調させるべく、微妙にコントロールするアクセルペダルと、彼女のご機嫌を常に意識し「そっと」滑り込ませるシフトゲート・・・・戸惑いながらも何とか彼女の気持ちが分かれるようにと努力する・・・そんな献身的な自身の気遣いの連続に、意外な一面を曝け出す。
乗り込んだ瞬間に滑り出したい、逸る気持ちと裏腹に、寝起きの悪さは超一流で、慌しい午前中を二人淡々と通勤へと勤しんでいる。
今日みたいな薄曇の空の下では、乗れてない彼女の気分を察するも、決して快適でないその居住空間に到っては、それは素敵に心地よい。