一地方の町を起点に旅をすることの大変さが、改めて身にしみる。
23時05分発 EK317便 関西国際空港発ドバイ行きはもう数十分後に定刻である。
時計の針は22時20分過ぎを少し過ぎ、ゲート前は異色混合状態の多国籍空港の断片を露にする。
社を出てしばらくは(と言うよりも今この瞬間でさえ)いまいち「心此処に有らず・・・」と言う心境である。
弊社担当と費やした時間の概念が、現在のこの心境のギャップの根源であろうと言うことはいうまでも無い。
11時間後の夜間飛行の先には、また違った自身が存在するのだろう。