途方にくれる私に課せられた任務、それは、色々な疑念を自分自身の中から払拭するための「アクション」であった。
このメーカーの疑い多き構造の悪い噂は、兼ねてよりM部氏より聞いていたところであるが、当然その多くの情報は、客観的にかつ他人事として淡々と私の知識として蓄積されたものでしかない・・・。写真のこのミシンメーカーが創造するこの自動車は、紛れもなくその疑念を払拭するのに相応しいだけの事実を私の目の前に示している。
いかにして、この事実を受け止めるべきか・・・・そこが今の私にとっての一番の問題である。当然、先ほどまで私の手を止めていた某日本車メーカのY水氏にとってもそれは理解に苦しむ、そんな事実であるはずだ。
しかしそれは我々に与えられた任務。直向にその事実を受け止め、かつ自身の改善能力として、または技術としてこの逆襲に対しあえて立ち向かうことを深く心に誓うしか・・・、我々の任務である。