- 2006-04-22 (土)
- Ordinary Ciel Voiture
半期に一度?のAnnualイベントの・・・そうリラクゼーションの夜通しである。
積算6時間近くに及ぶ心身のリラクゼーションを行う。
先だっての晩、福岡は中州でご贔屓の先生に連れられご相伴になった終日と相反し・・・・非常に爽やかである。
誤解無きように申し上げるが、中州の晩は、それはそれで中々経験できない貴重な時間であったのは、紛れもなく事実であることを・・・。
21時過ぎに先生の別宅へ納品後、同じ足でそのまま中州にある「ラウンジ」へと席を設けて頂く・・・
因みに、かなり!の量を飲ませていただいた・・・。
その後、生まれて初めて「カプセルホテル」へと同伴された。
本当に!・・・・先生曰く「蟻の巣」そのものであるのだ!!
絶対に成人2人が横たえる事が不可能なその「カプセル」に、機能的に配置される各照明類やTVや・・・焼酎焼けした脳みそが、こうも好奇心を沸きたせるのか・・・それぐらい異様な空間である。
先生曰く、ルールなき暗黙のルーティン・・・に準じ、ロッカールームで着替え、大浴場で湯をもらい、娯楽室で歓談後、その「蟻の巣」へ身を横たえる・・・。
・・・・・恐らくほとんど眠れなかった。自身が各も繊細だったことに、少しだけ悦びを感じ・・・。
早朝4時より8時過ぎまで・・・しばしの滞在もそれはそれで楽しんだ。・・・・楽しんだ・・・。
フロント?でキーを戻し立ち去る自身をなだめる声
「232号のお客様」
疑う事無くそれが自身であることを認識した。
なぜならこの世界では、恰も囚人のようにすべて番号で管理されていたからである。
その次の瞬間
「お支払いは1050円です」
同伴のH坂氏との条件の違いに、不覚にも一瞬罪悪の念に囚われる。
そして間髪居れず、自身は冤罪であることを確信し、
「何の費用でしょう」
「・・・・・・」
不適なまでに自信に満ちたそのフロントの女性の笑みに、冤罪を確信した自信が初めて揺らぐ。がしかし、近代ステムの元に構築された課金システムは「人間」が創造したものであることを・・・それを扱う「人間」の間違いを正すべく。
「何の支払い?」
「・・・・・・」
「!!」
発した自身の言葉の無責任さが瞬間的に頭をよぎる。走馬灯のように酔いどれの昨晩の「蟻の巣」での時間がこだまする・・・。
それはまるで、贖罪の念に駆られる聖職者のように・・・。
「エロビデオですか?」
はにかみながら節目がちのその女性に、発する弁解の言葉も見出せず・・・・ポケットより皺くちゃの1000円札を2枚差し出す・・・。
そう贖罪を願うかのように・・・・。
で、今日のこの時間は正反対に貸切のスペシャルな時間を堪能する。
積算6時間・・・・意味するところ、自身には別の確信を認識する必要があり・・・・ささやかな自身の夢までもトリートメントしてもらう。
発する言葉へ対する自責の念は別にして・・・・・・。
常に何か動くとき、今以上に若輩な頃と違うこと・・・・それは、人の運命をもそれで飲み込み、左右してしまう現在の自身。
この意味への重責は痛切に理解するも、それでも尚も勝る、自身の自身へ対する自負の念・・・・。
決して非理論的でないこの偶発的な岐路での判断に、間違いがなきことを繰り返し自問しながら、常に薄命ながらも運命的な自身の夢が叶うことを願いつつ・・・・。
そう繰り返し思い続ける過去も未来も・・・・すべてが今に繋がってきたことだけを確信しつつ。
静かに・・・・ただ淡々と無音の空間にこだまする、秒針の奏でる高音だけが鳴り止まず・・・・。