- 2005-12-11 (日)
- Ordinary Ciel Voiture
ここ最近では珍しく、終日人並みに揉まれて続けた・・・。
で、夕刻よりご贔屓のお客様の車のトラブルの為、一路厳冬の地へと車を走らせる。
帰りしな、今となっては唯一、若輩の自身ををご指導ご鞭撻いただく氏のご自宅へ一宿一晩?のお世話になる。
・・・気が付けば、氏のグラスを潤わせ続ける・・・創世記の神の血に喩えられるその漆黒の恵みは底を付きかけ・・・、自身に到っても、ドサクサ紛れに随分と公爵の弁をたれさせて頂いた。
それにしても、目前を入れ替わり立ち代り右往左往する最後の晩餐にも似た、至極の手料理たちは、公序良俗の範疇を明らかに超え、自身の満腹中枢を心技体共に満足させ、もはや感謝の言葉すら在り来たりでしかなくなってしまう。
いやはやなんとも至福の空間であろう。
氏には何時か天誅が下らぬよう格別のご高配願いたいものである。・・・奥様へ対して・・・。
午前2時前の峠道は、すれ違う肌の温度が格別で・・・、そう、現代文明へ対する小さな挑戦の証としてか、はたまた・・・、巡り合う温かさへ対してか・・・
しばし窓も全快に、変な限界に挑戦している。
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