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新天地へ

 新事業部の、実験的フィールドでの具体的なスケジュール調整もとりあえず第一段階での完了を迎えつつ・・・、いよいよである。

 自身は常に、先の見えない不安や茨の道へ、この上ない希望を重ね合わせる楽天家であり、また、自身の目で確かめた事実こそ真理であると考える、比較的古いタイプの人間であると常日頃感じる。社の長として、当然、しかるべきセーフティネット的部分はどの瞬間でも思考の中にあるのだが・・・・
 今回、この新事業に専任として日々頭悩ませているであろうW辺氏も、この不安定なフィールドの上で、まずは具体的な第一歩を向かえ、まだまだ予断のゆるさない流動的な事業のとりあえずの可能性を多少垣間見れるのではないだろうか。

 可能な限り理論的に、先見的レールを渡り易く敷設して行くことに日々頭を悩ませてしまうが、現在のトップダウン形式のこの運営が、少しでも早く個々の意思を持ち、独り立ちしていくことを、この進展地へと向かい走り出すトレーラーに願わずにはいられない。

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