- 2005-01-26 (水)
- Ordinary Ciel Voiture
山の隙間を抜けるハイウェイは、夜が開けても深深と霧と薄明かりに包まれ、朦朧とする私の意識を、なおいっそう深い闇の所へと引き戻そうとする。
もうどのくらい走ったのだろうか・・・
間違いなく物理的な時間経過は恐らく1時間程度、精神的には3時間を経過したぐらいだろうと感じるぐらいだ。
突然そんな隙を縫って、赤焼けした太陽が、私の眼球の底に届くくらいの勢いで、山と山の、そして深深と続く霧靄の間から私めがけて飛び込んできた。 サングラスを着て眺める其の朝焼けは、もう何年も会ってない気がするくらい壮大でそして美しく、ほんのしばらく自分自身の意識を開放し、車のスピードを抑え気味に、赤焼けのハイウェイをクルージングし続けた。
ほんの少しの睡眠と少し長めの運転のせいか、全身を襲う適度な倦怠感とめいいっぱいの爽やかさと、色々な意味で合い交えぬ擬似トリップを続けた。
鹿児島の朝は心なしか暖かく、すっかり目覚めた脳細胞をも全開で短い滞在での仕事をこなす。
珍しいくらいにゆっくりとした水曜日は、新たな目覚めへのほんのひと時の安息日なのだろうか・・・。
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